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「水島新司まんがストリート」について
「ドカベン」「あぶさん」をはじめ、たくさんの人気野球漫画を描いた水島新司さんのキャラクター銅像が並ぶ商店街モールが、水島さんの出身地の新潟市に存在します。
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新潟市古町にある「水島新司まんがストリート」。通称「ドカベンロード」とも呼ばれたりしています。
かなでと一緒に、水島新司まんがストリート(以降「まんがストリート」)のキャラクターたちに会いに行ってきました。
景浦 安武(あぶさん)
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酒豪の強打者。物干し竿と呼ばれる長いバットを愛用。南海ホークスに入団以来ホークス一筋。1973年に連載開始し、2014年に連載が終了した漫画「あぶさん」の主人公です。単行本は107巻。現在のソフトバンクホークスは、名実ともに今の日本のプロ野球を代表する球団となりましたね。
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水原 勇気(野球狂の詩)
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日本プロ野球史上初の女性選手。伝家の宝刀「ドリームボール」を武器にストッパーとして活躍。「野球狂の詩」のほか数作品に登場します。現在では小学生からプロ野球まで女性が活躍する時代になりました。その先駆け的存在ですね。
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岩田 鉄五郎(野球狂の詩)
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「野球狂の詩」をはじめさまざまな作品に登場。超遅球「ハエ止まり」が得意の変化球。「若くてイケメン」だけじゃない、こうしたベテラン選手が活躍するところが、水島さんの漫画には多く登場し、それにより漫画がよりリアルに感じられ、好きなところです。
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殿馬 一人(ドカベン)
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「秘打 白鳥の湖」をはじめとする音楽センスを生かしたリズム打法を得意とする。ピアノの腕も超一流。語尾に「づら」をつけるのが口癖。プロ野球編ではオリックスに入団し、イチローとも一緒にプレーしました。
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里中 智(ドカベン)
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168cmのアンダースローの投手、通称「小さな巨人」。プロ野球編では千葉ロッテに入団。主人公山田太郎の妹、サチ子と結婚しました。名前の由来は、漫画家の「里中満智子」さんがモデルだそうです。
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岩鬼 正美(ドカベン)
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学生帽と葉っぱがトレードマーク。悪球打ちを得意とする三塁手、明訓高校主将。とにかく豪快さが特徴。プロ野球編ではドラフト会議で長嶋監督の巨人と王監督の福岡ダイエーから1位指名を受け、抽選で福岡ダイエーに入団。
失恋により途端に萎縮して打てなくなるなど、そのギャップもまた面白かったです。
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山田 太郎(ドカベン)
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「ドカベン」の主人公、山田太郎。ご飯だけを詰めたドカっと大きいドカ弁を使っていたところから「ドカベン」のあだ名がついた。新潟市生まれ横浜市育ち。その活躍たるや、ぜひ漫画を読んでくだい。プロ野球編では、岩鬼を指名した2球団を除く10球団が1位指名。抽選の結果、西武に入団します。
漫画「ドカベン」や元南海ホークスの「ドカベン」香川選手の影響もあってか、実際の野球でも一時期、キャッチャーは体の大きい人が守るポジションというイメージがあったように思います。(現在ではそんなことはないと思いますが。)
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まとめ
水島新司さんの野球漫画は実在する球団や選手が登場し、また野球のルールブックを知り尽くしたストーリーが展開し、他の野球漫画とは一線を画したリアルさと面白さがありました。まんがストリートのキャラクター以外にも、魅了的なキャラクターがまだまだたくさんいて、ずっと読み継がれてほしい作品ばかりです。
漫画には「明訓」や「白新」など新潟ゆかりの学校名も出てきたり、新潟明訓高校が初めて甲子園に出場した際には特別読み切りで、新潟明訓高校と神奈川明訓高校が漫画の中で対戦するという夢のような企画があったように思います。
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まんがストリートのある商店街は、水島さんの出身地の近辺であることはもちろんのこと、漫画家では高橋留美子さんの出身地のすぐ近辺だったり、野球関係では横浜DeNAベイスターズのオーナーの南場智子さんが通った高校が近かったりと、偉大な方々のゆかりの地からも近かったりします。
かなでとまんがストリートに行った半月後、水島新司さんがお亡くなりになられたと報道で知りました。お悔やみを申し上げるとともに、水島さんの作品が、これからもたくさんの人に読み継がれることを願います。
また、様々な分野で、新潟から水島さんのように活躍する方がたくさん出てきて欲しいと改めて感じました。